1969年7月、アポロ11号の月面着陸は世界中に衝撃と希望を与えました。ガイドは小学生でしたが、真夜中のテレビの生中継を食い入るように観ていたことを今でもおぼえています。
その時代の男の子の将来なりたい職業のトップは野球選手かパイロットだったと記憶していますが、「宇宙飛行士」という夢のまた夢をみた少年も少なくはなかったと思います。現在では、女性を含めて宇宙飛行士は何人も誕生していますが、当時では考えられないような別世界の職業だったのです。
そこで今回は、宇宙飛行士への夢を実現させようとする男と家族の絆を描いた新作『庭から昇ったロケット雲』と、宇宙への夢と冒険をテーマとした名作映画をご紹介します。
夢は、諦めなければ必ず叶う
『庭から昇ったロケット雲』
『庭から昇ったロケット雲』
7月5日、日比谷シャンテ シネ、シネマート新宿 他 全国順次ロードショー
今では妻と三人の子を持つ主人公のチャーリー(ビリー・ボブ・ソーントン)は子供のころからの夢「宇宙飛行士」になることを実現させようと、自分の貯金をはたき、実家の農場から宇宙へ行く計画を立てるのでした。ある日大量のロケット燃料を調達したことがFBIに漏れて危険人物として監視され、マスコミにも取り上げられるようになります。
自力でロケットを打ち上げようというチャーリーは変人扱いされたり、夢を追うヒーローとしてテレビ出演したりと世間を騒がせます。さて、チャーリーの挑戦は成功するのでしょうか?
本作は、少年の頃の夢を叶えようとする大人のファンタジーの側面もありますが、父親の夢を実現させようとする家族愛のドラマとしても心を動かされます。夢を諦めそうな大人、夢を持つ少年・少女にも見てもらいたい、感動の一篇です!